こんばんは。更新が久々になってしまいました。
さて、ときどき「ピタゴラスの定理なんて日常生活には何の役にも立たないのに、何故勉強しなければならないのだ?」と言う人がいます。私はこの意見に反対です。ピタゴラスの定理はちゃんと役に立ちます。以下に理由を述べます。
数学のような筆記の勉強を、身体の鍛錬やスポーツに例えて考えてみましょう。
身体を鍛える方法には色々あります。ただ歩いたり走ったりするのもその一つですし、水泳もあれば、腕立て伏せやスクワットのような筋力トレーニングもあります。球技もあれば、鉄棒、器械体操、武道等本当に色々な方法があります。
これに関し、「ただ歩くだけでも体は鍛えられるのだから、体育の時間に他の競技をやらせるのは無駄である」という意見の人は少ないでしょう。その種目、その競技でしか鍛えられない身体の部位や、学べない心理があるからです。
頭脳の鍛錬もこれと同じです。
日常生活で使うレベルの基本的過ぎる加減乗除だけでは鍛え方としては不十分なのです。つまり、ピタゴラスの定理のような刺激も脳に与えてやり、脳を十二分に運動させてやらなければなりません。それが頭脳の鍛錬になる訳です。
そもそも数学だけでなく、国語、英語、理科、社会があるのも色々な種類の刺激を与えて頭を鍛えるためです。音楽もその鍛錬方法の一つです。
それにピタゴラスの定理は日常生活にもちゃんと役に立ちます。ここからは非常にいやらしい話になりますが、正直に書きたいと思います。
ピタゴラスの定理のような問題ができる人はできない人より高いランクの高校や大学に進むことができるので、その後高収入を得られる職業に就きやすくなります。実際、大学受験の科目に数学を選んだ人は選ばなかった人より年収が100万円高いという統計さえあります。
こうなると日常生活に役立たないどころか、年間100万円増という形で立派に役に立っている訳です。ピタゴラスの定理を侮ってはいけません。
音楽でも脳を鍛えることができます。いつ、どんな形であなたを救ってくれるか分かりませんよ?