おはようございます。
あるとき、同門ではありませんが、大学の後輩に、「私は自分に自信が無くて・・・」と相談されたことがあります。
彼女は師匠に、「お客さんはわざわざお金と時間を使って聴きに来てくれているのだから、自信の無い歌を聴かせるのは失礼だ」と言われた、と言いました。
この師匠の仰ることは確かに一理あります。歌い手に自信がある方が無いよりはよいでしょう。しかしそれは理屈です。理屈で心は動きませんから、正しい理屈を聞かされたところで自信が持てるようにはなりません。自分の心を騙すことはできないのです。
私は自信が無くてもいいと思います。自信が無いから歌わないという発想がダメなだけで、彼女は自信は無くともきちんと舞台に立っているのです。それで十分です。
そうやって自信が無いなりに歌い続ける内に、段々自信が持てるようになることもあるでしょうし、それでも持てなくてもそれはそれで構いません。
自信の無いボクサーがリングに上がって相手と闘う、私はそれでいいと思います。リングに上がることが大事なのです。自信の有る無しを根拠にする必要はありません。
写真は地震予知連絡会の様子です。地震は無い方がいいですね。
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