魔笛終了

 おはようございます。


 23日の日曜日、無事にみやこオペラ京都第3回定期公演モーツアルト「魔笛」が終了しました。見に来て頂いた方には心より御礼申し上げます。


 前回にも書きましたが、一カ月しか無い短い稽古期間の中で、演出が二転三転したので、出演者は皆、「この公演はどうなるのだろう?」と不安に思っていました。しかしそれが出演者の集中力と団結力を高め、無事終了という結果を招く大きな要因になったようです。追い込まれた人間の力は大きいですね。


 本番当日は緊張で朝早く目が覚めました。素人の人の中には、我々のような人種はもう緊張しないと思っている方もいらっしゃるようですが、それは完全な誤りです。皆緊張します。


 私はオペラや演奏会に出演する度に、「こんなに緊張することを何故やっているのだろう?出なければこんな思いをしなくていいのに」と思います。しかしいざ舞台に出て歌ってみると、そこでしか味わえない充実感や達成感、興奮があるので、また次も出てしまうのです。そのときもまた同じように、「何故こんなことを・・」と考えるのですが。


 今回私は自分の中に流れる、歌い手としての血を再確認することができました。今後はオペラ等に出演する機会を今よりも増やしていこうと思います。